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「十勝歯科医師会臨時総会に考える・・・」

 

土曜夕方よりH30年度十勝歯科医師会臨時総会に出席。

会場は、十勝歯科医師会講堂にて。

 

今回の臨時総会での主な議題は

歯科医師会会長選挙となるが、

現会長のみの立候補となり、

選挙に至らず信任となった。

次期会長の施政方針が述べられたが、

会運営のスリム化とともに多職種連携の中での

歯科医療がプラットホームを果たすため

活動推進を述べられた。

また会員それぞれのベクトルには多様性があるが、

各々の能力を地域へ生かしていくことの意義もお話しされ、

その取りまとめとしての歯科医師会の活動の重要性も述べられた。

 

質疑応答では、歯科技工士の減少問題に対しての取り組み

について議論となった。

この問題は、非常に重要な問題である。

歯冠修復による咬合の再建には、

チームとしての歯科技工士のマンパワーが必須なのであるが、

現状は歯科技工士の成り手の不足が近年より問題視される。

しかし、それに対して我が国の施策に

反映していないのが実情である。

 

口腔ケアによる誤嚥性肺炎をはじめとする

口腔感染や咀嚼嚥下機能低下による全身への弊害に対し、

専門職としての歯科衛生士の重要性がいわれ、

養成が叫ばれているが、

歯科技工士への視点はどうなっているのか?

 

私見ではあるが、歯科医療の中での歯科技工士の役割の

重要性を社会に認知させる行動をもっと昔から取るべきであり、

それは日本歯科医師会が日本歯科技工士会と連携して

国家レベルで働きかけをするべきであり、

そこには政治力も必要となる。

また各々地域の歯科医療者も住民への啓発、発信を

仕事を通して積み重ねるべきであった。

それは我々の先輩たちの意識ある行動が不足し、

大局観を持たずに内向的な考えに終始した事は無かったのか?

また私たちの世代がその問題を現実的に考え行動し、

そして若い世代の手本になる姿勢もどうだったのか?

とも自省する。

 

歯科技工士の成り手不足の原因は、

労働時間や内容に対する経済的対価が

見合っていないと言う事が一番の原因である。

それは、我々歯科医師の意識と実績に関する問題が

大きいという事を真正面に捉える意見を

耳にする事が残念ながら少ない。

でも至って話は、シンプルである。

 

社会での歯科医療の重要性を高めるための

医療者の切磋琢磨した取り組みが、

歯科医療の経済価値の底上げにつながり、

患者さんも医療者もウインウインの関係になれば、

おのずから歯科技工士の技術の経済評価にもつながり、

事はうまく回って行くのではないか。

 

歯科技工士も伝統的な職人技は磨きつつ、

時代に合わせたAI技術による新しい

歯科技工スキルを習得しなければならない。

地域での意図を持った活動と、

国家レベルでの取り組みが必要であり、

それが問題打開の糸口と考えるが、

我が国では働き方改革が大きく叫ばれ、

時代は転換点となっている。

そこを切り拓いていくのは熱意と能力、知恵に尽きると思うし、

短期的な改善は現実的には難しくとも、

その着実な一歩を踏まずに手をこまねいていけば

10年後の歯科医療が回らなくなる事を危惧する。

歯科技工を輸入に任せて、大丈夫かと・・・

 

昨年日本歯科医師会が、

主役が若い歯科技工士によるストーリーでの

映画を周年事業で製作した。

その視点は評価に値する。

(実際見ていないというか、上映映画館が少数で

ここ十勝では見られない)

しかし、それをもってどう展開するのか。

まさか作って終わりでは、無いでしょうね?

 

 

院 長

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